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ハラスメント対策できていますか?

ハラスメント対策できていますか?

2023.08.14

■どこからがハラスメントになるの?
「どこからが指導で、どこからがパワハラですか?」こんな質問をされることがあります。
ハラスメントは「人」が対象になるので、明確な基準を示すことは非常に難しいです。
では企業がするべきハラスメント対策とは?

①企業の方針策定と従業員への周知・啓蒙 発信力のある人(社長など)から従業員に対してハラスメントに対する方針や内容を周知し、啓蒙することが求められます。
※例:朝礼や社内報などを通じて、発信を行う等

②ハラスメント行為者への対処方針の策定・啓発
ハラスメントが発生した場合、行為者について、厳正に対処する方針・内容を検討し、従業員に対して周知する必要があります。
※就業規則等などに、行為者には「懲戒処分」が適用される対象となる旨を明確化する必要があります。

③相談窓口の設置
ハラスメントの相談を受ける窓口を事前に設置しておく必要があります。
また、相談担当者は対応方法やルール等を事前に決めておく必要があります。
※窓口担当者は主業務と兼任することが多いため、社外に相談窓口を設置するケースが増えています。

④社内研修の実施
適切な周知および啓発のためには、社内でハラスメントに関する研修等を定期的に行うことが効果的です。
※研修では、ハラスメントの定義や会社の方針、行為者への対処など示すことが必要です。 また、被害者などのプライバシー保護や不利益取扱いを禁止すること等を説明する必要があります。

⑤社内のアンケートの実施
ハラスメントの有無を調べるためには社内アンケートを実施することも有効です。
社内アンケートは、回答者の心理も考え、匿名でも回答できるようにし、不利益があるのではないかと考えないように考慮しましょう。


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